YUKIYOGA yukikoです。
出産という大仕事を終えた後、ほっとした束の間に容赦ない幸せであり大変な子育ては始まります。
そんなお母さんは、目の前の赤ちゃんのことで精一杯。
自分の体なんかに構っている暇もありません。
しかし産後のお母さんにはいろんな心身の不調が現れます。
今回はその不調の代表的なものとその適切な対処法についてご紹介をいたします。
育児に腰痛や肩こりは当たり前?放っておくと大変なことに
まず出産前に大きなお腹を抱え、お母さんの身体のバランスは完全に妊娠前とは変わっています。
それに伴って、出産後は、腹部や骨盤底も緩み、支えになる柱、壁の部分が弱くなっています。
そんな中での抱っこや授乳。
続けるうちに腰の痛みや肩の凝りが出てくることは多くのお母さんから聞かれる症状です。
慢性化してしまうと、痛みをかばって片方に体を傾けてしまったり、
固まったままの姿勢が当たり前になってしまいます。
ふと鏡に映った自分の姿に愕然。。。
後ろから見ると背骨が曲がってる!?
そんなことにならないためにも正しい真ん中の姿勢を知ることが大切。
立っている姿勢、座っている姿勢の骨盤が整った位置を知ることでそこに背骨が立ちます。

横から見ると、耳の真ん中から肩、股関節の外、膝の真ん中、踵の部分が
大体一直線になっているところが中立と言われます(多少、踵や膝の前後の指示される場所は異なります)
座っている状態ではどうでしょうか?
私たち椅子に座っているときは仙骨という骨で座っていることが多いのですが、
この位置では背骨はまっすぐに立ちません。
ヨガの中での「安楽座」というあぐらの姿勢は、
- お尻のお肉を外側にずらした時に触れる右と左の2つの骨で座って足を交差する
- 骨盤を平行にし、その真ん中に背骨を立ち上げる

この時に背中が張っていたり、(腰を反った状態)や
お腹が緩んだ状態(骨盤が後傾)にならない位置を感じます。
まずは、鏡での姿勢チェック!やってみてくださいね♪
どうしても足をどちらかに偏らせた座りなどをやりがちですが、
骨盤のケアのためにも是非、座る姿勢からしっかり見直してみてくださいね♪
意外に多いのが手首の腱鞘炎!?
授乳中や抱っこでの手首の負担。
特にまだ首が座っていない赤ちゃん、初産であれば緊張もあり、余計な力が入ってしまいます。
腕の中心から一番離れたこの手首で重たい赤ちゃんの頭を支えたり、
抱っこしたままで荷物を持ったりと手首にはかなりの負担がかかってしまいます。
いづれ良くなるか。。。
そう放っておくのは禁物。
特に家事動作も常に手首を使いますし、腱鞘炎の悪化は子育てにはかなりの
不快な症状になってしまいます。
対処法としては、
まずはしっかり手首のストレッチをしましょう!
また手首に負担がかかってしまっているのは、他の筋肉が弱いことも原因
特に先ほどもお伝えしましたが、骨盤周りが緩んでいてコアの筋肉も弱まると
柱が弱いため他のところで頑張ってしまいます。
ですのでしっかりストレッチと同時に姿勢にまつわる筋肉やお尻周りの内側の
筋肉も使って育児をされてみてくださいね♪
サポーターなども市販で販売していますのでそのようなもので対処するのもおすすめ。
長引くようでしたら、整形外科などの受診をおすすめします。
一人で抱え込まないでしっかりと休養を!
今回は2つのよくある産後のトラブルについてお話をさせていただきました。
どうしても育児はお母さんが頑張ってしまいがち。
私自身も一人目の子育て中、ほぼ朝から夜までワンオペレーション育児(当時はこんな言葉もなかった(笑)
でした。
お互いの両親も遠方だったため、息子が泣くたびに抱っこ
抱っこしながら脚でドア開けるわ、片手で重たいもの持つわで
腰も手首も、股関節もってあちこちに不調を抱えていました。
だからこそ、このヨガが少しでも産後のお母さんの手助けになればと
思っています。
理学療法士・作業療法士の予防医学第一期生
産前産後のママの身体について専門的に学んでいるスタッフが在中しています。
何か心配があれば、安心してご相談くださいね。
お子さん連れの場合は個別のゆっくり1時間のパーソナルレッスンで
問診〜身体の歪みチェック、痛みや不調の状態チェック、運動指導などを
させていただきます。
まずは、今日お話しさせていただいたことを合間にやってみて
ゆっくり休める時に休養をとってくださいね。
次回は第2弾でまた書かせていただきます。